三豊市議会 2020-09-08 令和2年第3回定例会(第2日) 本文 開催日:2020年09月08日
続きまして、ICTを活用した捕獲の現状ですが、一度に複数を捕獲する設定や、扉が閉まるまでの時間設定ができ、捕獲完了後にメールが送信されるイノシシの囲いわなを平成27年度に1基、29年度に2基、令和元年度に1基、計4基を市内に設置し、これまで28頭を捕獲しております。
続きまして、ICTを活用した捕獲の現状ですが、一度に複数を捕獲する設定や、扉が閉まるまでの時間設定ができ、捕獲完了後にメールが送信されるイノシシの囲いわなを平成27年度に1基、29年度に2基、令和元年度に1基、計4基を市内に設置し、これまで28頭を捕獲しております。
猿対策につきましては、金網柵の上に電気柵を設置する複合型で農地を守るとともに、三豊市鳥獣被害対策実施隊を中心に、大型の囲いわなや小型の箱わなによる対策を行っておりますが、工夫をしながらいろいろ取り組んでおりますが、非常に捕獲が難しい現状です。今後も三豊市鳥獣被害対策実施隊を中心に捕獲圧を高め、市内に生息する有害鳥獣の個体数を調整していく必要があると考えております。
そんな中、平成27年度末にICTを活用したイノシシの囲いわなを県の協力のもと試験的に山本町に設置をいたしました。この囲いわなは、大きさが4メートル掛ける4メートル、かなり大きなものでございますけども、入り口にセンサーを取りつけたもので、例えば3頭が入ったら扉が閉まるというようにも設定できますし、1頭が入ってから30秒後に扉が閉まるというような、いろいろな設定が可能となってございます。
このシステムは、センサーがイノシシの行動を監視し、囲いわなに入ると自動的に扉を閉めて捕獲し、登録者にメールで連絡するシステムでございます。坂出市におきましては、本年2月、五色台に1カ所設置しております。設置場所の選定に関しましては、猟友会、香川県及び事業の委託先であります株式会社野生鳥獣対策連携センターと現地を調査し決定いたしました。
イノシシを捕獲するには狩猟免許が必要で、箱わなやくくりわなを使って捕獲しておりますが、有害鳥獣による農作物被害が深刻化する中、今年度、香川県において、一度に多数の有害鳥獣が捕獲でき、わなの扉の操作にIT技術を導入した囲いわなを設置するIT活用鳥獣被害防止対策事業を実施しており、本市でも五色台に1カ所囲いわなを設置しております。
近年、有害鳥獣による農作物の被害が深刻化する中、IT技術を導入して遠隔地からわなの扉の操作をすることによって一度に複数頭のイノシシを捕獲できる囲いわながございます。今年度、香川県が事業主体として囲いわなを各地区に設置する予定であり、本市もモデル地区として参加してまいりたいと考えております。
以前、内田議員さんから提案をされました囲いわなにつきましては、県や既に導入をしている小豆島町に効果などを問い合わせいたしましたところ、囲いわなにつきましては高額なものである、また設置場所を簡単に変更できないことなど、また捕獲頭数が意外と少ないということなどから、費用対効果の面で十分に検討する必要があるとのことでございました。
日本農業新聞によれば、鹿の場合でありますけれども、囲いわなで捕獲し、牧場で一時的に飼養した後、獣医師立ち会いで解体処理しているということが書かれておりました。生体が健康か、また、衛生的な環境で処理されたかを消費者に説明できる環境が必要との考えからであります。